背中ニキビは顔のニキビと違って自分では確認しづらいため、気づいたときには赤く腫れてしまっていたり、ニキビ跡になっていることがあり、普段のスキンケアや市販薬ではなかなか治らない場合があります。

背中ニキビは皮膚疾患の一種ですから、そのような場合は、病院の皮膚科で対処してもらうことができますが、ニキビ程度で病院に行くことに抵抗があるという人もいるかもしれませんね。

そこで、背中ニキビで皮膚科を受診しようか迷っている人に向けて、病院ではどのような治療を行っいるのか調べてみました。

病院で治療したほうがよい場合

肌を清潔に保って十分に保湿を行うことで、症状が改善するニキビもありますが、カビが原因のニキビなどは、自然治癒が難しい場合があります。
また、炎症を起こして膿みが溜まった状態のニキビは、治った後に陥没してニキビ跡が残ってしまう危険があるので、病院での治療がおすすめです。
このほかにもニキビが大量発生している場合や、繰り返しニキビができる場合も病院で治療を受けることで、改善できるかもしれません。

外用薬による治療

病院の皮膚科では、まずニキビの状態や肌質を診察し、治療方針を決定します。多くの場合は、症状のある部分に直接塗って治療する外用薬が処方されます。

外用薬には、軟膏やゲル状、クリーム状のものなど様々な形状のものがありますが、薬の成分と効能としては一般的に以下のようなものが処方されます。

抗真菌剤

体に発生するニキビの多くは、マラセチア菌というカビの一種が原因で発生します。そこでマラセチア菌を含む真菌の仲間のほとんどを排除する、抗真菌剤を患部に塗って治療を行います。真菌が原因の症状なら、1~2か月使用を続けると症状が改善されるでしょう。

抗生物質

ニキビが細菌感染を起こしている場合、抗真菌剤では対処できないので抗生物質を使用します。顔のニキビと同じアクネ菌が原因の背中ニキビには、抗生物質が有効である場合があります。

ただし、同じ薬を数か月以上使い続けていると、薬に耐性のある菌ができて、ニキビが治りにくくなってしまうので、医師や薬剤師の指示に従って決められた期間に正しく使用しましょう。

レチノイド製剤

皮膚表面の角質を柔らかくして、ニキビの発生を抑制する薬です。ニキビの原因菌は、マラセチア菌やアクネ菌ですが、これらの菌は角質が硬くなって毛穴が詰まった部分に増殖し炎症を起こします。

レチノイド製剤は、ニキビが発生する原因そのものを抑える薬としてニキビの治療・予防効果が見込まれます。

まとめ

スキンケアや生活習慣の改善などで自然に治るニキビもありますが、カビが原因の炎症などは自然治癒が難しいため、病院の皮膚科での治療が効果的です。皮膚科では、抗真菌剤や抗生物質、レチノイド製剤などの外用薬による治療が行われます。